ちょっとシュール-その4 旧友再会

    
 今年2月半ばの週末に、高等学校時代のクラスメート5人で千葉県館山に旅行に出かけた。私の出た高校(東京都立小石川高等学校)は、3年間一度もクラス替えを行わなかった。そのため
、今でも母校の近くで毎年一回のクラス会が続くほど団結が固いのだ。今回は、昼は外房総の小さな町に引退している旧友夫妻を尋ね、夜は館山で一泊した。

 ちょうど雪雲を引き連れた低気圧が接近中で、館山の海は大荒れだったが海辺の宿で海鮮料理を食べながら酒を飲み、談論風発するにはかえって好都合だ。一行の中の紅一点だった女性は日帰りで帰宅し(この歳になると、男どもより女性の方が忙しいのだ)、残ったのは男4人である。高校卒業後の経歴も現在の境遇もまちまちだが、いろいろ面白い話が聞けた。とにかくみんなよくしゃべる。

 翌朝は雨も上がったので朝食後、8キロメートルほど離れた洲崎灯台まで散歩に行くことにした。その途中で見たちょっとシュールな風景二つ。


    

   屋根の上に浮かぶ船。ちょうど目の高さにあると不思議な光景になる。
  

 

    

     なんのためにあるのか分からない不思議な手がかり。登山の練習用?


                                (Feb. 2014)

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