K教授のNGワード辞典
- 当たればノーベル賞!
卒研生や博士前期学生を死地に赴かせるときの慣用句。別にうそを言ってるわけではないから、気に病むことはない。
- 小さな労力 大きな成果
理想の研究スタイル
- 無限級数の収束を気にしていたら物理はやれない
同じ流れの言葉に「証明は数学者どもにまかせておけ」
- 哲学を述べているヒマがあったら計算しろ
- 飛ぶ鳥のいきおい
飛ぶ鳥を落とすなんてまだるっこしいことは言ってられない
- もっと濃いお湯をくれ
インスタントコーヒーを淹れようとして学生に言った
- スポーツほど身体に悪いものはない
- 「体力」「健康」「寿命」 この3つの間にほとんど相関はない。 どれをとるかはお好みしだいだが。
- ひょうも降ればライオンも降る
テレビのニュースで雹の被害を報じていると、いつもK教授がつぶやく言葉
- 60歳をとうに過ぎて五十肩 になった。若返っとる。
- 学生のいない大学ほど良いところはないな
休業期間中のキャンパスで。無論、これはジョークである。学生が大学の宝であることは、K教授といえども心得ている。
- 熱帯で物理がやれるものかどうか、深刻に考察せざるを得ない
夏の大阪・・・
- 世の中で病院の病室の天井ほど重要なものはない。何故なら、ほとんどの人は病室の天井を見ながら死んで行くんだからな。
- 相手が政治をしかけてきたら、政治で戦わなくてはならない。さもないと、君自身だけでなく君の愛する仲間たちの生活も蹂躙されるぞ。
めずらしく本気で怒っている。
- ギャグだろ? ギャグだと言ってくれ
セミナーで、あまりにも頓珍漢な説明をした学生に
- これ以上、驚きたくはないもんだ
史上最低の総理大臣の発言に。しかし、K教授のこの言葉は連日更改されている。
- 半径10メートル以内のケータイ電話、全部 蛙になれ!
電車の中で魔法の呪文を念じている。
- 電子とは何か?電子とは小さな黒い点である。ときどき矢印が刺さっていることがある。
大学院の講義で
- 二十歳になるまでに、人生の全ては読めてしまったと、一度でも思ったことのないような奴は知的には期待できない。たとえそれが間違いだったことが、後から分かったとしても。
(Nov 2009〜)
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