大阪府立大学 理学系研究科/理学部 物理科学専攻/物理科学科 大阪府立大学総合科学部自然環境科学科
平成17年4月より理学部物理科学科・理学研究科物理科学専攻の所属になりました

地球科学グループ

岩石から地球の動きを読む

変成岩の鉱物から
地球の動きを読む

岩石磁気から
地球の動きを読む

岩石組織から
地球の動きを読む

高圧変成岩はプレート沈み込み帯でできると考えられています。1989年に,私たちの研究グループが、現在活動している沈み込み帯(マリアナ海溝)で世界で初めて高圧変成岩を発見し、この考えを証明する直接の証拠となりました。マリアナ海溝の高圧変成岩は、水深5000mの海山から国際掘削計画によって採取され、その大部分が府立大学に保存され研究が続けられています。

沈み込み帯の化石、青色片岩の顕微鏡写真。

日本列島は、1600万年前には今とは全く異なる形をしていました。日本海が拡大して現在の位置に回転しながら移動してきたのです。これは、古い岩石の「磁石の方向」を調べることで明らかになりました。普通の岩石にはわずかながら鉄が含まれ、非常に弱い磁石になっています。それは最初は北向きに揃っていますが、地盤が大きな変動を受けると、回転して異なる方向を示すようになります。その変化に基づいて、東北日本と西南日本は、別のブロックとしてアジア大陸の端にくっついていたと考えられるのです。 硬い岩石も地下の高温高圧の条件では流動します。例えば高圧変成帯は、海溝付近の堆積物が海洋プレートの沈み込みに伴って地下深部(数10km)に持ち込まれ、その後、地表に露出したものです。その過程で岩石は、著しく変形し(少なくとも、サッカーボールがラクビーボールを経て、野球のバットになるくらい形が変わっている)、その変形様式や変形条件が岩石の組織に記録されています。

流動変形した石英片岩の顕微鏡写真

メンバー
前川 寛和 伊藤 康人 石井 和彦